結婚&出産後も
自分らしく働く方法

結婚や出産後に仕事を続けるためには、家族はもちろん職場での仲間の理解やサポートが大事。さらに会社の制度も整っていると心強い。
今回紹介する『アヴァンシア』は、エステ業界では珍しく「短時間正社員制度」を導入。制度を利用しているママエステティシャンとマネージャーに話を聞いてきました。
皆が、一生働き続けられる
場所をつくりたい

店舗管理やスタッフ管理を行う豊澤さん。
『アヴァンシア』では産休や育休の制度はもちろん、産後職場復帰のための「短時間正社員制度※」も導入している。「皆、エステの仕事が大好きだし、子どもを産んでも今までどおり働ける場所、自分の居場所のようなものをつくってあげたいと思い、導入に至りました」。とはいえ、子育てしながら働くと予定通りにはいかないことも多い。「社内での連絡体制を作り、子どもが熱を出した時などはすぐに皆に報告してシフトを調整しています。ただ仕組みだけでは無理なので社員全員でフォローすることが大事ですね」。協力体制やお互いを思いやる気持ちがあるからこそ、どんな立場でも頑張って働き続けることができるのだろう。
※短時間正社員制度…フルタイム正社員と比べて1週間の所定労働時間が短い正規型の社員のこと。
仲間や家族のサポートが
あるからこそ働ける!

「子どもを産んでも働くって自分で決めたので、仕事への向き合い方をいろいろ考えながら、臨機応変にやっています」と笑顔で話すのは『アンジュ千里中央パル店』で勤務するエステティシャンの今西恵子さん。二人の子どもを育てながら、短時間正社員制度を利用して働いている。「働ける時間が限られているので、以前より時間を意識して行動するようになりました。また、家族にも協力してもらってなんとか両立しています」。慌ただしい毎日を送る今西さんが仕事を続ける理由は「自分自身と子どもの未来のため」だという。「大好きな仕事を続けていくのが私らしいと思うし、子どもが社会人になった時に人生の先輩としてアドバイスできたらいいなと思います」。今後は「子育て中のスタッフの相談にのれるようなサロンづくりをめざしたい」と話す今西さん。彼女のキラキラ輝く目が印象的だった。


サロンではボディやフェイシャルなど豊富なメニューが揃う。「お客様に喜んでもらえた時にやりがいを感じますね」と今西さん。
母親としての気持ちを
分かり合える仲間がいる。

同じくエステティシャンとして『アンジュ千里山店』で働く平尾真理さん。初めての出産後4カ月で職場復帰した彼女は「いろんな不安はあったけど、戻れる場所があるというのはすごくありがたいこと。初心に戻って1から頑張ろうと思いました」と復帰当時を振り返る。今は子育てとの両立にも慣れてきて、試行錯誤しながらも充実した毎日を送っているという。
仕事や子育てで悩んだ時は豊澤さんや先輩ママの今西さんに相談することも多い。「そういった同じ環境の社員がいて、相談できることが心強いですね。また今西には同じ母親としての悩みをよく相談しています。本当に、今の仲間がいてくれるから結婚しても子どもを産んでも仕事を続けていられるんだと思います」。働き方を変えても好きな仕事をやり続ける、それは簡単なことではないけれど、幸せな生き方だと実感した。

「母親としての気持ちを 分かり合える仲間がいる
のは心強い」という平尾さん。
エステサロン『アンジュ』、『アリュクス』の経営や化粧品製造・販売を行う『アヴァンシア』。そこで勤務する豊澤まさみさんはエステティシャンとして経験を積んだ後、現在マネージャーとして全店舗の管理やマネージメントに取り組んでいる。「当社には長年働いているスタッフが多いんです。苦しい時も楽しい時も時間を共にしてきたので、結婚や出産でそれぞれの環境が変わったとしても、ずっと一緒に仕事をしていきたいと思っています」と豊澤さん。自身も4年前に結婚し、家庭と仕事を両立中とのこと。「私が結婚後も働き続けていることで、仕事との両立が叶うことを後輩にも分かってもらいたいですね」。